大学と高校生の“マッチング”を題材にした探究成果を発表 ―― 旺文社が東京都立晴海総合高等学校の 「探究II」 授業に協力

旺文社は、東京都立晴海総合高等学校で実施されている企業連携型の探究学習に、2024年から2年連続で協力しています。
2025年度は、高校3年生を対象とした 「探究II」 授業協力の一環として、課題の提供や特別講演などを実施。同年12月20日に同校で開催された、授業の最終成果発表会の様子をレポートいたします。
*これまでの晴海総合高等学校と旺文社の取り組みについては、これらの記事もぜひご覧ください。
授業の目標と旺文社から課したテーマ
東京都立晴海総合高等学校で3年次に実施される「探究Ⅱ」の授業では、「実社会の課題解決に協働して取り組み、社会への関心を高め他者理解を深める」といった目標が掲げられており、旺文社は2024年度に引き続き、連携企業の一社として2025年度も探究課題を提供しました。
旺文社から提供したテーマは、大学と高校生を結びつける新しい広告モデルについてです。
旺文社からの探究課題

~大学と高校生のマッチングをプロデュース~
大学の魅力を100%伝える広告モデルを考えよ
受験生の減少や他大学との差別化といった大学側の課題、大学入試方式の複雑化や環境による格差問題といった高校生を取り巻く課題を念頭に、旺文社の受験情報誌やWebサービスなどの媒体を使った大学の魅力を訴求する広告プランを、高校生自身に問いかけました。
ユニークなアイディアが続々!最終成果発表会
授業では8チーム・約40名の生徒が本課題に取り組み、探究学習の成果を上げるべく、さまざまな切り口での仮説設定や調査・研究活動を行いました。
12月20日には同校にて最終成果の発表会が開催され、約8ヵ月に渡り生徒たちが磨き上げたビジネスアイディアが発表されました。
▼発表準備の様子

生徒からの発表内容例
身近な製品を切り口に大学での研究分野を知ることができる,
ポップアップ・イベントの開催
高校生から気になる大学にコミュニケーションが取れる,
参加型広告プラットフォームの構築
進路設計に特化したパーソナリティ診断で,
目指すべき学部・学科がわかるツールの開発
大学のパンフレットに掲載されていない
”リアル“ な情報を掲載した,冊子の制作・販売
高校生が大学生に ”転生“ してキャンパスライフを体感する,
感情訴求型ムービー広告の制作
▼ユニークな提案が続々!発表にも工夫を凝らします

発表の中では、「高校生の興味・関心を客観的に把握するためにアンケート調査を実施した」「実際にプロトタイプの冊子媒体を制作した」など、仮説を検証して企画を吟味するための活動経緯も報告され、単なるアイディア提案に留まらない〈探究〉の姿勢が見て取れました。
▼成果物のサンプルや具体的なコンテンツ内容も交えて提案

探究活動が「将来の学び」を考えるきっかけに
本テーマは、高校生と大学のコミュニケーションギャップを埋めることも目的としており、この探究活動を通じて、高校生が大学をはじめとする高等教育機関への理解を深めると同時に、大学入学後の「学び」についての思索が広がることも企図しました。
生徒たちからは、「大学での学びについて考えるきっかけになった」「自分の描く将来とつながる進路が明確になった」といった声が寄せられました。
▼発表後には高校生が自身の将来について相談する場面も

旺文社が展開する出版・教育事業は書籍やサービスの提供を含め、あらゆる形で高校生の学びや将来に深く結びついています。
今回の授業協力を通して、高等学校ならびに高校生から直接得られたフィードバックを基に、旺文社は学びを支える書籍や学習サービス、進路・進学を支援する教育情報を一層充実した形でご提供できるよう、教育出版社としての取り組みを推進してまいります。
旺文社の受験情報誌・進学支援サービス
協力校のご紹介(東京都立晴海総合高等学校より)
21世紀の社会において、技術革新等により産業・就業構造が大きく変化することを予測し、将来の職業選択を視野に入れた自己の進路への自覚を深めさせる学習、生徒の個性を生かした主体的な学習、学ぶことの楽しさや成就感を体験させる学習を提供することをミッションとした学校が総合学科高校であり、そのフラグシップ的存在と言われる学校の一つが、私ども晴海総合高校です。
1996年に開校してから、間もなく30周年を迎えようとしています。大きな特徴は、単位制であること、そして普通科で学ぶ授業に加え、専門学科に設置されているような科目を自分の意思で選び学べることです。さらに本校においては、「ノーチャイム制」、「ノー放送制」であることも大きな特徴と言われています。
学びの中核にあるのは、キャリアガイダンス(「産業社会と人間」の授業内を中心に)と、探究学習(「探究I」「課題研究」「探究II」の各授業)です。これらの特徴的な学びの充実に欠かせないのは、企業様や上級学校様などを中心とした外部の方々の協力です。本校はこれからもさまざまな方々からのご協力を頂きながら、教育活動の充実に努めて参りたいと考えております。


