シリーズ 知の探究者/No. 010 池谷裕二先生(後編) 「学び」に「やる気」は要らない。必要なのは、まず「楽しむ」こと
更新日: 2026/7/22
公開日: 2026/7/22
『螢雪時代』2025年4月号より掲載
<前編から続く> 『螢雪時代』で好評連載中の超一流の先生方へのインタビュー記事、『シリーズ「知の探究者」』。
「学び」とは何か? を先生方に改めて問いかけ、受験勉強で見失いがちな「学ぶ」という行為を、本質的に考え直す機会を提示しています。今回は、脳研究者・東京大学 薬学部 教授でTVでもお馴染みの池谷裕二先生の後編です。

「学び」に「やる気」は要らない。
必要なのは、まず「楽しむ」こと

脳が何をやっているのか、何のためにあるのかなど、脳と自分自身を理解するため、研究をされている池谷裕二先生に「学び」や、脳について伺いました。
編集協力:(有)サード・アイ 取材:金丸敦子 写真:石原秀樹
前回からの続き
――よく「やる気が出ない」と言ったりしますが、「やる気」と「熱意」は違うのですか。
池谷 違います。「やる気」はめちゃくちゃ熱量が高いけれど、すぐに冷めます。一過性の、台風の最大瞬間風速のようなものです。一方、「熱意」は偏西風みたいに長く続き、すぐには冷めません。

