シリーズ 知の探究者/No. 009 石川正俊先生(後編) 空気を読まず、風を読み、誰もやっていないことに挑む
更新日: 2026/6/24
公開日: 2026/6/24
『螢雪時代』2023年12月号より掲載
<前編から続く> 『螢雪時代』で好評連載中の超一流の先生方へのインタビュー記事、『シリーズ「知の探究者」』。
「学び」とは何か? を先生方に改めて問いかけ、受験勉強で見失いがちな「学ぶ」という行為を、本質的に考え直す機会を提示しています。今回は、東京理科大学学長 石川正俊先生の後編です。

空気を読まず、風を読み、
誰もやっていないことに挑む

これからの時代には、大学ではどんな学びが必要なのでしょうか。高速画像処理の技術で数々の画期的な成果をあげている石川正俊東京理科大学学長に聞いてみました。
編集協力:(有)サード・アイ 取材:金丸敦子 写真:石原秀樹
前回からの続き
「わかる学び」と「創造する学び」
――「大学で学ぶ」とは、どういうことでしょうか。
石川 学びには二つあると思います。一つは、現代までに構築された事実や知恵を学び、それを理解し、知識として身につける「わかる学び」です。もう一つは、何か新しいものを生み出すための学びで、この学びには見本になるものがありません。絵を描く、建物を建てるに近い、「創造する学び」です。

