シリーズ 知の探究者/No. 007 伊藤亜紗先生(後編) 「学び」とは、「ゾッとする」こと。危険で抗えない魅力を感じよう
更新日: 2026/4/22
公開日: 2026/4/22
『螢雪時代』2025年12月号より掲載
<前編から続く> 『螢雪時代』で好評連載中の超一流の先生方へのインタビュー記事、『シリーズ「知の探究者」』。
「学び」とは何か? を先生方に改めて問いかけ、受験勉強で見失いがちな「学ぶ」という行為を、本質的に考え直す機会を提示しています。今回は美学を専門に研究されている東京科学大の伊藤亜紗先生の後編です。
→伊藤亜紗先生のインタビュー全記事は『螢雪時代』2025年12月号に掲載されました。全文を読みたい方はこちら

「学び」とは、「ゾッとする」こと。
危険で抗えない魅力を感じよう

人間の身体を通して「世界の見え方」を研究している伊藤亜紗先生。「学び」についてのスリリングなお話を伺いました。
編集協力:(有)サード・アイ 取材:金丸敦子 写真:石原秀樹
前回からの続き
――「学び」には強烈な魅力があるのですね。
伊藤 そうです。そして「学び」には、危険な魅力もあります。いままで信じてきた「常識」が覆される「ゾッとする」瞬間があるのです。私が好きな生物の分野で言うと、タコは全ての足に、子犬の脳ぐらいのたくさんの神経細胞があります。ですから、足1本ごとにものを考える能力があると推測されています。

