最新の学部・受験情報を読み解き、親子で一緒に進路を考える機会を 敬愛学園高校で取り組んだ「大学受験パスナビ」活用授業 事例紹介

大学入試が多様化する今、高校生の進路実現に向けて大切なのは、「保護者と生徒が目線を合わせること」です。そこで旺文社は千葉県の敬愛学園高校で、高校と連携し、保護者・生徒を対象とした進路研究ワークショップを開催しました。

これまで旺文社では生徒を対象とした授業を開催してきましたが、今回は保護者も一緒にワークに取り組んでいただき、学問研究や入試研究を行いました。親子で一緒に進路を考える機会を作った様子をお届けします。

「開かれた進路指導」を目指し、保護者・生徒向けワークを企画

敬愛学園高等学校

敬愛学園高校は、千葉県千葉市にある私立高校です。特別進学コースと進学コースの2コースがあり、国公立大学やMARCH等の難関大学も含め、多くの生徒が大学進学を希望しています。また、全国大会に何度も出場している女子バレーボール部をはじめ、部活動も盛んです。

今回のワークを企画したのは、2026年度から新たに進路指導部長となった鈴木陽裕先生。「開かれた進路指導」を目指す鈴木先生は保護者と生徒が一緒に進路を考える機会を作ろうと、三者面談の期間中である6月に保護者が学校に来校するタイミングで「大学受験パスナビ」を活用した進路探究ワークを企画しました。

敬愛学園高等学校

「保護者の皆さんが受験を経験されたのは20〜30年ほど前。学部学科の名称も入試制度も大きく変わっています。生徒にも見通しを持って進路を考えてほしいですし、保護者の方々にも今の大学入試を知ってもらう機会が必要だと考えて本日のワークを企画しました」と話します。

学問・学校・入試について親子で確認

今回実施した進路ガイダンスでは、「大学受験パスナビ」とそのコンテンツに対応したワークシートを活用しながら、保護者と生徒が一緒に「学問研究・大学研究」と「入試研究」の2つのワークに取り組みました。

1時間目は、自分が興味を持っている学問分野について調べる「学問研究・大学発見ワーク」を実施しました。近年は社会の変化に伴い、文理融合型やデータサイエンスなど情報系の学部学科が増えています。生徒は保護者と一緒に学問ガイドのイラストを見ながら、自分が興味を持っている学部でどんなことが学べるのか、そしてどんな大学で学べるのかを確認していました。学問分野への理解を深めるとともに、その学問を学べる大学について調べることで、生徒一人ひとりが進路の選択肢を広げ、自分らしい進路について考える機会となりました。

敬愛学園高等学校

2時間目に行った「入試研究ワーク」では、パスナビを見ながら、志望校の入試科目や配点、受験方式について確認しました。

近年の入試制度の変更に伴い、一般選抜における科目も大きく変容しています。私立大学では大学入学共通テスト利用選抜等がほとんどの大学で実施され、英語外部検定試験の利用等、保護者世代とは入試制度が変わってきています。

参加した生徒・保護者はパスナビの入試科目配点情報を確認し、志望大学の受験科目をワークシートにまとめました。ワークには全学年の希望者が参加しており、3年生は受験に向けた重点科目を確認し、1年生は今後の高校の科目選択にもつなげられるように先を見越して受験科目を調べていました。

ワーク後の振り返りやアンケートで生徒からは「今までなんとなく興味があった分野も、詳しく調べてみるとどんなことを学ぶのか、なぜ自分が興味をもったのかが明確になった」と視野が広がったという声や、「大学入試は高校入試と全く違う形式であるということを早い段階で知れた。これから受験に向けての対策法を考えながら勉強ができる」など、実際に調べることで今後すべきことを確認できたという声が多く聞かれました。

保護者からも「今の受験の傾向を確認することができた」「入試スタイルや注意点を改めて確認できた」「理科・社会が複雑」「子どもと相談しながらワークシートを書き進めてみたが、受験に必要な科目数が予想よりも多く驚いた」などの声が上がりました。

敬愛学園高等学校

「保護者にとっても有益な情報」先生からの声

進路指導部長の鈴木先生は今回のワークについて、「親子で同じ情報を見ながら話し合う姿がとても印象的でした」と話します。鈴木先生は「保護者の方も子どもを応援したいと思いつつも、子どもとの接し方に迷い、悩んでいます」と指摘します。

実際に保護者にアンケートを取ってみると、子どもの意見を尊重したいという気持ちはありながらも、「子どもが動く前にアドバイスする」「子どもの希望より、現実的な判断を優先する」と考えている保護者が一定数いるそうです。そんな中で企画した今回のワークは、生徒だけでなく保護者にとっても学びの機会になったと話します。

鈴木先生は旺文社『螢雪時代』(月刊誌)を愛読しており、高校3年生の担任となった時には『螢雪時代』の記事を生徒によく紹介するなど、旺文社のコンテンツには数多く触れてきました。鈴木先生は、「今回は希望者を対象にした授業でしたが、学年全体でも取り組みたい内容でした。また、旺文社の豊富な入試情報は保護者にとっても有益な内容だと思います。生徒向けの内容はもちろん、保護者に向けた情報も充実できるとより価値が高まると思います」と話しました。

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授業で使用したワークシートや指導案をダウンロードできます

今回の授業で使用したワークシートと授業用のファシリテーション原稿も掲載した指導案を、下記のページからダウンロードいただけます(データ利用申請が必要です)。

 「ワークシート」「指導案」PDF無料ダウンロードはこちら

「大学受験パスナビ」とあわせ、ワークシートと指導案を校内での進路指導にぜひご活用ください。

授業を行った「敬愛学園高等学校」の公式webサイトはこちら

授業で活用した「大学受験パスナビ」はこちら