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『螢雪時代』 2024年10月号より当時のまま掲載
月刊誌 『螢雪時代』 で好評連載中のこのエッセイは、内田先生が 「いま、高校生に伝えておきたい」 ことをテーマに取り上げ、つねに何かに追われ、悩みを抱えている高校生に送る、温かく、心に響くメッセージとなっています。
大阪の公立高校に行って、3年生300人余りをお相手に仕事をしてきました。
真夏のエアコンの効かない体育館で汗だくになって1時間半講演。
その後、高校生たちと膝を交えて2時間質疑応答、最後は先生たち十数人とおしゃべりをしました。
高校生たちに話すことはいつもだいたい同じです。
これから先、世界も日本も激動の時代に入る。何が起きるか予測できない。
過去の成功体験やノウハウは(場合によっては全面的に)失効する。
そういう時代には「どうすればいいかわからない時に、どうすればいいかわかる」能力が必要になる。
そういう能力を自力で涵養1してください。そういう話です。