東京都立晴海総合高等学校の「探究Ⅱ」授業に協力 ――“大学と高校生のマッチング”を探究する課題を提供

公開日: 2025/4/22

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2025年度、旺文社は東京都立晴海総合高等学校で行われる企業連携型の探究学習に、2024年度から2年連続で協力します。

授業の目標と協力の背景

東京都立晴海総合高等学校で3年次に実施される「探究Ⅱ」の授業では、「実社会の課題解決に協働して取り組み、社会への関心を高め他者理解を深める」といった目標が掲げられており、旺文社は2024年度に連携企業の一社として探究課題を提供しました。
2025年度も引き続き同授業に協力し、高校生が実社会に関わる学びを深め、問題解決に挑戦する機会を創出します。

*2024年度の取り組み内容はこちらのレポートをご参照ください。

2025年度のテーマは“大学と高校生のマッチング”

2025年度4月より始まる「探究Ⅱ」授業に旺文社が提供するテーマは、大学と高校生を結びつける新しい広告モデルについてです。

〈旺文社からの探究課題〉

~大学と高校生のマッチングをプロデュース~
大学の魅力を100%伝える広告モデルを考えよ

三者の課題を解決するミッション-
・高校生 ‥‥将来大学での学びを究めるためには?
・大 学 ‥‥受験生数を2倍に増やすには?
・旺文社 ‥‥ビジネスとして成立させるには?

受験生の減少や他大学との差別化といった大学側の課題、大学入試方式の複雑化や環境による格差問題といった高校生を取り巻く課題を念頭に、旺文社の受験情報誌やWebサービスなどの媒体を使った大学の魅力を訴求する広告プランを、高校生自身に問いかけます。

探究活動が「将来の学び」を考えるきっかけに

本テーマは、高校生と大学のコミュニケーションギャップを埋めることも目的としており、この探究活動を通じて、高校生が大学をはじめとする高等教育機関への理解を深めると同時に、大学入学後の「学び」について思索するきっかけになることも期待しています。

2024年度に実施された授業では、生徒たちから「学びについて考えるきっかけになった」「進路や将来を見据える契機となった」といった声が寄せられました。
旺文社は2025年度もこの探究学習が、高校生の学習意欲や自己の将来を考えるモチベーションにつながるよう努めるとともに、今後もさらに高等学校との連携を深め、未来を担う人材の育成に貢献してまいります。

協力校のご紹介(東京都立晴海総合高等学校より)

21世紀の社会において、技術革新等により産業・就業構造が大きく変化することを予測し、将来の職業選択を視野に入れた自己の進路への自覚を深めさせる学習、生徒の個性を生かした主体的な学習、学ぶことの楽しさや成就感を体験させる学習を提供することをミッションとした学校が総合学科高校であり、そのフラグシップ的存在と言われる学校の一つが、私ども晴海総合高校です。
1996年に開校してから、間もなく30周年を迎えようとしています。大きな特徴は、単位制であること、そして普通科で学ぶ授業に加え、専門学科に設置されているような科目を自分の意思で選び学べることです。さらに本校においては、「ノーチャイム制」、「ノー放送制」であることも大きな特徴と言われています。
学びの中核にあるのは、キャリアガイダンス(「産業社会と人間」の授業内を中心に)と、探究学習(「探究I」「課題研究」「探究II」の各授業)です。これらの特徴的な学びの充実に欠かせないのは、企業様や上級学校様などを中心とした外部の方々の協力です。本校はこれからもさまざまな方々からのご協力を頂きながら、教育活動の充実に努めて参りたいと考えております。